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FUNCTION
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ヨシタ手工業デザイン室の作るプロダクトは、どこか丸みを帯びた柔らかさを持つ形が特徴で、手で使うものだからこそ、使い手が長く使える使い勝手の良さを大事にした道具であることにこだわって作られています。
ヨシタ手工業デザイン室は、柳宗理デザイン事務所から独立したプロダクトデザイナー吉田守孝さんの小さなデザイン室で、「手で触れ五感に感じることを大切にしたい」、「手を動かし道具や素材との対話から気づき着想したい」という思いから手工業という名前を冠し、風土や環境と伝統の豊かさに生かされていることを知りデザインすることをコンセプトにプロダクトを製作しています。
木製トレイは、吉田守孝さんがデザインし、指物の技術(日本の伝統技法で、釘を使わずホゾや継ぎ手で木材を組む木工技術)に取り組んでいる木工家の佐々木毅さんが製作しているトレイです。
大・中・小の異なる大きさでも、また同じ大きさでも積み重ねやすいシンプルな作り。縁の把手部分をふくらませることで、指が入りやすく持ち上げやすくなっており、丸みのある把手部分は、専用のかんなで一つ一つ仕上げられています。大サイズは3枚、中サイズは2枚の板を雇い実(やといざね。2材を接合するあいだに、ずれないように他の部材で補強すること)でしっかり接合した丈夫な構造。
持ちやすく、滑りにくいから、食事やお茶の持ち運びに最適です。大サイズは何人分かの食器や、主菜、副菜、汁物、ご飯など一揃えを載せられる大きさ。中サイズは縦横同じ長さで、お茶出しの際などに持ちやすいサイズ。一人分のお茶とお菓子には小サイズが丁度良い大きさ。
木そのもののナチュラルな風合いと安定感のある美しいデザインは上品さを感じさせてくれるため、来客の際にも安心してお使いいただけます。また、日々の暮らしの道具として自然に生活に溶け込み、食器だけでなく、様々なものの整理やレイアウト、部屋の中での移動やインテリアにお使いいただけます。
素材の良さを引き出し、暮らしに溶け込む日常使いのアイテムを製作するヨシタ手工業デザイン室の作るプロダクトは、洗練されているのに使いやすく、どこか温かみのあるデザインだからこそ、生活の様々な場面で活躍し、長く手元に置いておきたくなるプロダクトです。