ラミー初のデザインプロダクトとして製作された「LAMY2000」
FORM
HISTORY
ENVIRONMENT
FUNCTION
MATERIAL
ラミーは今から90年前の1930年、ドイツの古都ハイデルベルグでカール・ヨセフ・ラミー氏により家族経営の会社として設立され、その後1952年に登場した「ラミー27」万年筆の先進性により、そのブランド名が広く知られることとなりました。
そして、さらなる発展をとげるきっかけとなったのが、1966年に発売された、この「LAMY2000」シリーズです。 同シリーズは「西暦2000年になっても愛されるようなプロダクト」をコンセプトにラミー初のデザインプロダクトとして製作されました。バウハウスの影響を受けたデザイナー、ゲルト・アルフレッド・ミュラー氏の手になるデザインは、当初目標としていた西暦2000年を過ぎ、50年以上の時を経た現在でも決して色褪せることなく、ラミーデザインの原点を伝えるロングセラーとなっています。
ボディは樹脂とステンレスのコンビネーション。磨き上げられた樹脂の表面には繊細なヘアライン処理が施され、世界で初めてステンレス無垢を用いたスプリング入りのバインダークリップを採用。ノック部からペン先、クリップ部まで全てにヘアライン処理を施す手の込みようは、ラミープロダクトの繊細さの顕れです。
クリップの付け根にあるカラーチップの使いたい色を上向きにしてノックすると芯が出てくる、いわゆる「振り子式」と呼ばれる仕組みを採用しています。
持ったときの質感は樹脂とは思えない、まるで木製のような滑らかな風合いと手触りです。余計な装飾を排除し、無駄を削ぎ落としたシンプルなボディが、どの向きから見ても曲線美を際立たせます。
1930年の設立以来、ハイデルベルグの自社工場でほぼ全ての製造工程を一貫して行っているラミー社は、我々が思い浮かべるクラシックな万年筆が主流だった時代から、「LAMY2000」をはじめとして、独自のデザインプロダクトを次々に世へ送り出し、そのユニークなデザインでドイツのみならず、世界中の筆記具市場に新風を吹き込みました。
黒、赤、青、緑の4色の純正インクがセットされています。
THE公式ハッシュタグ:#THE_BALLPOINT_PEN
THE公式ハッシュタグリスト(公式note):THE公式ハッシュタグリストができました
THE REVIEWS(公式note):既にTHEを実現しているボールペン
BRAND: LAMY