創業120年の浅草・文扇堂の落語扇
FORM
HISTORY
ENVIRONMENT
FUNCTION
MATERIAL
創業120年の浅草・文扇堂の落語扇。 落語扇は、正式名称は「高座扇」や「高座扇子」と呼びます。落語の見立て道具として使用する扇子として、噺家や歌舞伎役者などから、江戸時代以降長く親しまれてきました。
特徴は、7寸5分 (約23センチメートル) と少し大きく作られ、仰ぐための必要最低限の強度は保ちつつ、竹骨の数を減らし、白無地の和紙を使用しているところです。
これは、落語の見立て道具として使われるため、箸、筆、タバコ、徳利や杯、しゃもじ、刀、釣り竿、様々なものへ見立てやすいように、扇子の簡略化を進め、シンプルさを追求した結果です。
扇子には、夏扇以外にも、舞扇、茶扇、祝儀扇など様々なジャンルが存在します。その中でも多くの人の扇子のイメージになっているのが落語扇です。
また落語扇は、噺家自身が購入するものではなく、兄弟子や馴染みのお客様から贈答されるという文化があります。
この贈答の歴史は、扇子のはじまりの平安時代の京都まで遡ります。当時は、和歌や花が添えられ、コミュニケーションの道具として使用されていました。
THE公式ハッシュタグ:#THE_落語扇
THE公式ハッシュタグリスト(公式note):THE公式ハッシュタグリストができました
note記事: 「扇子」について #デザインのゼロ地点
BRAND: 文扇堂