どんなシーンでも活躍する、上質感のあるポーチ。
丈夫でシンプルな構造だからこそ、使い勝手が良いもの。
そんなポーチを目指したのが『THE POUCH』です。
生地に選んだのは、
THE TOTE BAGの持ち手部分や底面に使用している、丈夫でキメの細かいコットン生地。今では数が少なくなってきているシャトル織機(しょっき)を使って織った生地です。
ブラック
ホワイト
ネイビー
生地を織る織機には、経糸(たていと)の間を往復して緯糸(よこいと)を通す役割を担うシャトルがある「シャトル織機」とシャトルを使わない「シャトルレス織機」があります。
シャトルレス織機はコンピュータ制御によって高速で緯糸を運ぶため、生産効率が非常に高く、表面が均一に仕上がるのが特徴です。近年生産されている生地のほとんどはシャトルレス織機によるものです。
一方、シャトル織機は全てがマニュアル操作の機械のため、シャトルレス織機に比べて10~20分の1という低速度でしか織ることができず、また生産工程において職人の手作業による調整を多く必要とする生産効率の低い織機です。
しかし、シャトル織機は経糸にも緯糸にも負担を掛けないようにゆっくりと時間を掛けて丁寧に織るため、表面に独特の質感のあるふっくらとして温かみのある生地に仕上がるのが特徴です。
そのシャトル織機で織った張りと艶があり、目が細かい生地を使ったTHE POUCHは、丈夫で軽いため扱いやすく、様々な用途に使用できます。Mサイズは化粧品やイヤホン、財布類などの小物入れとして。LサイズはノートPCや書類入れ、畳んだ薄手の上着などを入れるのに便利なサイズです。
Mサイズ(A5サイズが収まるサイズ)
横 : 234mm
縦 : 173mm
マチ: 15mm
Lサイズ(A4サイズが収まるサイズ ※写真は13インチのノートパソコン)
横 : 332mm
縦 : 247mm
マチ: 15mm
余分な装飾は省きながら、THEのロゴだけを小さく刺繍であしらいました。中の構造は、仕切りや内ポケットをあえて省いたシンプルな1室仕様のため、用途を選ばず様々な使い方ができます。
カラーはホワイト、ブラック、ネイビーの3色。
ホワイトは無漂白の白生地を使い、自然な生地感を大切にしています。 そのため、「ネップ」と呼ばれる糸の繊維が絡んでできる不規則な節やかたまりが見られます。 表面にポツポツとした不規則な模様ができるのが特徴で、素朴でカジュアルな印象を与えます。
一方、ブラックとネイビーはシックな色合いで、フォーマルな場面でも使いやすい佇まいです。
どのカラーも
THE TOTE BAGや普段使っているバッグのバッグインバッグとしてはもちろん、これ一つでも使いやすいポーチです。
生地の製造は愛知県知多郡の新美株式会社。大正10年創業、天然繊維の生地を中心とした機織り工場です。生地のひとつひとつを経験豊富な職人の手作業で仕上げています。
縫製を行う桑村布帛株式会社は、昭和3年に織物工場として創業した桑村繊維株式会社の布帛部で、蓄積された技術をもとに上質な織物の生産を行っています。
確かな技術と歴史に裏付けされた生地と縫製があってこそ実現できた、シンプルで上質なポーチです。